【実はメリットもいっぱい⁉︎】保育園・幼稚園の先生向け、子どもに好かれるコツ

新しい園に転園になったけど、子どもとうまく関われるか不安

あの先生の言うことは聞くんだよな……私もあんなふうになりたいな……

新しい園やクラス替えの際、子どもとの関係性の構築に不安を覚えたことのある方は多いのではないでしょうか?

ちなみに私も過去に大人相手のリハビリしかしたことがなく、子どもとどうやって関係性を作っていくか悩んでいた一人です。

現在も毎回様々な施設にお邪魔することが多いため、子ども達に対して嫌な印象をなるべく残さないよう心掛けております。

その中で色々試してみて思ったのは、
「子どもに好かれるのは経験ではなく、技術だということです。」

保育士や教職員でのキャリアが長い方でも、子どもを叱る際の怖い顔が張り付いてしまっている人は非常に多く、せっかくいい関わりをされているのに、子どもから怖がられてしまう方も多く、とても勿体なく思う場面も多いです。

厳しくするのももちろん大切ですが、それは子どもとの信頼関係があった上での話です。
今回は実際の現場で私が心がけていることや、好かれる先生の共通点をまとめていきたいと思います。

子どもとの関係性を築きたい方はもちろん、子どもが中々言うことを聞いてくれず、日々の教育・指導に悩んでいる方にもぜひ読んで頂きたいです。

目次

子どもに好かれるメリット

成長を教えてくれる

我々子どもと関わる仕事の特権は【子どもの成長をいち早く知り、その喜びを共有できる】ことだと思っております。
「先生、これみて!」と言ってくれる。その言葉を聞くだけで明日も頑張ろう!
となる方も多いのではないのでしょうか?

子どもに好かれている先生ほど、子ども自ら成長を教えてくれるようになります。
こうしたいい循環が生まれることにより、仕事疲れなどで精神的にしんどくなる場面があっても乗り越えられるセーフティーネットが数多くできるようになります。

保護者の方とのコミュニケーションが円滑になる

保護者の方にとって自分の子どもというのは何にも変え難い存在です。
そのため、自分の目の届かない園や施設、学校に送りだすというのを不安に思う方がほとんどです。

そんな中でも特に保護者の方が気になることは、「うちの子、何してました?」です。
熱心な保護者の方ほど、自分の子どもに「今日何してたの?」と聞いています。
そんな時に「〇〇先生が遊んでくれた」「〇〇先生が〇〇してくれた!」と聞くと保護者の方は「うちの子をちゃんと見てくれてるんだ!」と安心しますし、先生への信頼感にもつながります。

仕事柄、保護者の方とコミュニケーションをとる機会の多い仕事なので、相手側からの印象が良いと何かと助かる場面が多いです。

「いつも遊んでくれてる〇〇先生ですか?」から入る会話の方がポジティブな会話になりやすいですし、子どもから親へのポジティブな印象を与えておくと、クレームも減ります。

クラス運営が円滑に進む

たまに厳しいが、普段から親身に相談にのってくれる先輩と、
普段会話も一切せず、相談にのってくれない先輩。
もしあなたがその人の後輩の立場なら、どちらの先輩の指示を遂行したいと思われますか?

おそらく、前者の普段から親身に相談に乗ってくれている先輩の方が動きやすいのではないでしょうか?

子どもも同じで、信頼できたり、自分を見てくれている人の言うことなら多少厳しいことを言われても、言うことを聞いてくれます。

子どもは大人よりも好き嫌いによって、かなりはっきり行動にでます。
現状の教育は暴力・体罰が禁止となり、力づくで子どもを動かすことができなくなりました。

そのため、いかにその子に動いてもらうのかが、クラスを円滑に回す上で重要になってきています。

子どもに好かれるコツ

子どもに好かれるポイントは

  • 安心できる先生になる
  • 信頼できる先生になる
  • 自分にできないことができる先生になる

安心できる人になる

挨拶してくれる人

まずは子どもに積極的に挨拶をして、顔と名前を覚えてもらいましょう。無理に長時間関わる必要はなく、とりあえず「顔と名前」「怖い人じゃない」とだけわかってもらえれば十分です。
コツとしては「こんにちは〇〇くん。〇〇先生です」と初対面の時は挨拶を行い、2回目以降は〇〇くん、〇〇先生と遊ばない? 〇〇先生、これすごく得意なんだ!」と、さりげなく自分の名前を会話の中に入れるようにします。そうすることで「遊び+〇〇先生=楽しい」と脳にインプットされやすくなります。
せっかくいい関わりをしていても、「誰先生と遊んだんだっけ?」となってしまうと勿体ないです。

子どもにはどんどん名前を覚えてもらって、家でもたくさん名前を出してもらいましょう。

見ててくれる人

子どもの世界は、日々挑戦と失敗の連続です。
口では強がっていても、なんだかんだ不安でいっぱいな時はあります。
そんな時に自分のことを気にかけてくれている人の存在はとても心強く、踏み出す一歩を後押ししてくれている感覚になります。
業務でいっぱいいっぱいの時は多く、四六時中子どもを見続けることは難しいと思います。
そんな時におすすめなのが、
「10秒だけ室内を見渡す習慣をつけておく」ことです。
目の前に見える子どもだけではなく、棚やドアの近くでいる子どもや、騒いでないけど何かに困ってそうな子どもをパトロールするイメージで行ってみてください。そうすると思わぬ怪我も未然に防げますし、トラブルも燃え広がる前に消火できる場面もあります。
未然に小さなトラブルの火を消せる先生は子どもに安心感を与え、好かれやすいです。

褒めてくれる人

よく、「褒めることはいいことだ」と言われます。
実際、子どもの発達心理学的にも「褒める」ことは大切だと教わります。
その結果、今の教育環境には「褒められ慣れている子ども」が急増しています。
ただ褒めるだけでは、褒められていると感じない子どもが増えてきているのです。

私は心にも思ってないことを褒めたり、大袈裟に褒めるのは苦手なので、なるべく印象に残るような褒め方をするよう心がけています。

コツとして

  • できるだけ細かく褒める
    例「このブロックのこの部分なんて、なかなか大変だったんじゃない? 結構時間かかったでしょ?」
  • ピンポイントで褒める(見たままの状況を伝えたのち、相手にどこを見て欲しいのか聞いてから褒める)
    例「これは……〇〇くんが作ってくれた、お城のブロックだね! どの辺にこだわったの?」
  • 「天才だね」と最後に付け加える
    例「こんなたくさんのブロックを組み合わせて作るなんて、さすが! 天才かもしれないね……」
  • 自分が思ってもいないことを無理に言おうとしない
    例「先生、ブロック作りはあまりしたことがないから教えて欲しいんだけど……どの辺をこだわったの?」

これらを意識するようにしています。

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信頼できる人になる

任せてくれる人

「このプロジェクトは君に任せた!」そう言って任せてもらえると、やる気が出る人が多いと思います。

なぜか? それは
任せられる=誰かの役に立てる=自己肯定感が上がるからです。

人は自分の自己肯定感を上げてくれる人に好意を抱きます。
子どもも同じです。
「この机拭いてもらっていい?」「このゴミ、捨ててもらってもいい?」
などの小さなお願い事を頼むことからはじめるとやりやすいです。

挑戦させてくれる人

子どもにかけられる時間は年々減少傾向にあり。リスクを以上に気にする環境も相まって、
残念ながら、子どもに対して過干渉、もしくは無関心な保護者の方の割合が増えてきていると感じます。

「大丈夫! 僕、できるよ!」

そういう心の叫びが日々、子ども達から発せられているように感じる場面も多いです。

「普段のブロック遊びだったら手が届かず、積み上げれられない部分も、先生が手伝ってくれて積み上げられた!」
「先生が手を繋いでくれたから、いつもは怖い平均台が渡れた!」

こういう経験を積み重ねていくと、子どもの中に
「この先生は「できる」をくれる先生だ!」
という思いが生まれて、積極的に関わってくれるようになります。

目を細めて笑う

元々子どもに興味のない私が面接時に決め手になったのは、【笑顔がいいから】だそうです。

自分にできないことをしてくれる先生

子どもは遊ぶことが大好きです。そして、その遊びの幅を広げてくれる存在を求めています。ならば、それを満たせる存在になれればいいのです。
たとえば……

  • 折り紙で様々な動物を折ってくれる先生
  • 飛箱や縄跳びが得意な先生
  • 追いかけっこで鬼役をしてくれる先生
  • クオリティーの高いごっこ(真似っこ)遊びをしてくれる先生
  • お花や車の名前に詳しい先生
  • 絵が上手な先生

など
【他の先生は中々できないけど、この先生ならできる】
と思ってもらえると、子どもの方から先生に声をかけてきてくれます。
学生時代を思い出してみてください。
【何か楽しいことをしている人】
の周りに人は集まってきていたはずです。
私の世代は転がし鉛筆バトルが流行っており、強い鉛筆を持っていたり、新しいルールを思いつく人の机には人が集っていました。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
なるべく実体験に基づいてまとめさせていただきましたので、明日から使えるものがあれば幸いでございます。

最後にもっとも大切なことは

「どれだけ子どもと同じ目線で考えられるか」

だと思っております。
子どもは未熟な人間ではなく、私たち大人と変わりない感情を持っており、尊重すべき存在であるということを念頭に置いて関わっていただければ、自ずと子どもの方からよってきてくれると思います。

子どもにとって良き理解者になれる人であって欲しいと願っております。

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この記事を書いた人

子ども専門作業療法士。

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